関西フィルハーモニー管弦楽団とは?関西フィルハーモニー管弦楽団(かんさい - かんげんがくだん、Kansai Philharmonic Orchestra)は1970年に発足し、プロのオーケストラとして関西に存在するオーケストラの一つ。日本オーケストラ連盟正会員。2003年10月から特定非営利活動法人として活動している。通称は「関フィル」(かんふぃる)といい、事務所を大阪弁天町のオーク二番街西館(ハープ館)7階にかまえている(6階は練習場でオークホールと名付けられている)。この楽団のほとんどの団員は関西圏の芸術大学または音楽大学を卒業している。
初代常任指揮者は宇宿允人。その後、小松一彦、黒岩英臣、ウリ・マイヤーが歴任。小松一彦は名誉指揮者となっている。現在の指揮者陣はオーギュスタン・デュメイ(2008年より首席客演指揮者、2011年より音楽監督)、藤岡幸夫(2000年より正指揮者、2007年より首席指揮者)、飯守泰次郎(2001年より常任指揮者、2011年より桂冠名誉指揮者)の3人。2009年9月現在のコンサートマスターは岩谷祐之とギオルギ・バブアゼ。
2000年から2002年にかけて飯守泰次郎の指揮でベートーヴェンの交響曲・協奏曲全曲の演奏会が行われた。また藤岡幸夫の指揮で吉松隆の交響曲第4番、チェロ協奏曲 「ケンタウルス・ユニット」、ソプラノ・サクソフォーン協奏曲「アルビレオ・モード」の世界初演(ただし交響曲第4番はイギリスでのCD録音が先だったので公開初演)を行っている。小松一彦が常任指揮者の時代には関西出身の作曲家貴志康一の作品も取り上げられ、飯守泰次郎も積極的に取り上げている。さらに飯守泰次郎は同じく関西出身の大澤壽人の作品も積極的に取り上げている。
ザ・シンフォニーホールで年9回程度の定期演奏会、いずみホールでの演奏会シリーズ以外に、本拠の大阪市から離れた関西一円の町村での出張演奏会の数が多く、多くが毎年の恒例や時に定期演奏会になっているのも特徴である。現在定期演奏会の指揮は飯守泰次郎、藤岡幸夫、オーギュスタン・デュメイを合わせて1シーズンに5~6回以上(過半数)、また藤岡幸夫は各種演奏会を合わせて年間40回以上の指揮を担当している。
発足当時の名称はヴィエール室内合奏団。1975年にヴィエール・フィルハーモニックと改称、1982年に現在の名称となる。発足以来、運営は赤字続きだったが、大東市に本社を置き、住道駅前でショッピングセンター「ポップタウン住道」を経営する大川創業の社長である大川進一郎が、楽団の赤字補填と資金調達のため年間3,000万円以上にも上る資金援助を行い、いわゆる企業メセナの一環として楽団運営の屋台骨を支えた(楽団創立40周年を記念する第223回定期演奏会(2010年9月10日)の演奏会プログラムには「楽団が最も困難だった時代、数十億の私財を投じ」とある)。特定非営利活動法人に移行するまで大川自身が楽団代表を長く務め、移行に際しては楽団向けの債権(個人分と会社分)も全て放棄している。同社は1986年から1993年までポップタウン内に楽団の練習場も提供しており、弁天町に移転するまでの拠点であった。現在でも大東市主催の音楽イベントは関西フィルの出演が多い。
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